那覇公設市場
Kokusai Street

沖縄で市場と言ったら牧志公設市場

 国際通りの真ん中あたり元三越の向かい側に、 平和通り 、市場本通り、などのアーケードの入り口が。それらの道を両側の色々なお店をひやかしながらしばらく奥に向かって歩いていくと目的の那覇牧志公設市場。 市場入り口付近の写真 戦前はガーブ川沿いの湿地帯で人の通りもまばらな場所だったそうですが、沖縄戦後に旧市街が米軍に接収されたため、 このあたりに密輸品なども扱う闇市場ができはじめ、 そうなると人もどんどん来るようになり、市でも公的管理ができる対策をと考えてできたのが、この牧志公設市場。 
以前は那覇市民の生活に直結する食品や衣料などの物品を販売しているお店がほとんどでしたが、現在は観光客対象の商売に変化してきているように見えます。1950年頃の市場の様子(公設市場内写真店より) 入ると、まず目に飛び込んでくるのが魚屋さんの店頭にある亜熱帯の海独特のカラフルな魚達。 ブルー、グリーン、レッドと派手な事この上なく、きっと驚かれる事でしょう。 その横には、大振りのイセエビと、その隣に他県では余り見かけないセミエビ、夜光貝などの美味しそうな海の生き物。 これはとても美味しいそうなので、機会があったら挑戦してみてください。  奥に進んでいくと、肉屋さんの店頭には、チラガーと呼ばれる豚君の顔。 鳴き声以外は全部食べちゃうという言葉通り、手足から内臓まで加工されて並んでいます。
 市場のお店には、海ぶどう、モズクなどのお土産になりそうなものも並んでいるので、うまくお店の人と交渉ができたら、お土産屋さんよりも安い買い物ができるかもしれません。→

市場の二階


  市場の中央辺りには2階に続くエスカレーターがあり、それに乗って2階に。 上がった所から右回りに何軒かの食堂がお店を出しています。お昼の食事時など客引きも出てにぎやか。 まるで東南アジアの下町にある繁華街のようです。食事をするにしても、あわてないで一回り。
下の魚屋さんとタイアップしていて、買った魚介類を500円の調理料を払うと料理してくれるというシステムもありますが、食堂で直接メニューを見てオーダーをしたほうが、値段的には安くつきます。
2階にも食堂ばかりではなく、ミシンを用意してなにかの縫製をやっているお店や、色々な小物を販売しているお店などもあり、

サータアンダギーの「歩」

 私的に是非お勧めしたいサータアンダギーを販売している「歩」というお店があります。 卵の黄身だけををたっぷり使ったもので、他のお店のものと比べて味のしっかりした美味しさ。売切れ次第終了なのでお早めに。

ジェラ沖縄(ハート&ベリー)

 そして最近そのそばに出店した本格的なジェラードショップの「ジェラ沖縄(ハート&ベリー)」さん。 こちらは県産フルーツを使ったさっぱり感のあるもので、暑い事の沖縄にはぴったりの味。
 何時行ってみても、にぎやかで雑多。そして独特の匂いと雰囲気。
きっと那覇では市場とその周辺のエリアが、戦後の雰囲気を一番残しているに違いありません。 それと同時に、他県とは異なるアジア圏内の琉球という国に来たという実感が、いやでもわいてくる場所です。
関連情報 国際通り DFS(免税店) 新都心おもろまち
交通 那覇空港から自動車で約5km約10分
周辺に有料駐車場多数
ゆいレール 美栄橋駅、牧志駅下車

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