具志川城跡は海に突き出た景色も良い所

331号線を那覇から南下すると、名城ビーチ入り口という看板が見えるので、そこを入り進んでいくと喜屋武岬方面の案内があります。
それにしたがって行くと、今度は具志川城跡方面との分かれ道になり、あまり車のの来ない道を行くと具志川城跡入り口に到着。
入口付近にスペースがあるので車を止めて入っていくと、絶壁の上に野面積みの石垣と切石積みの城門が残っています。
そんなに広くはありませんが、その地形を生かしてなかなかのお城だったことが伺えます。

15世紀初めに久米島を支配していた按司真金声がここにたどり着き築城したと言われ、国指定史跡にも指定されていて、現在糸満市が修復整備に当たっているようです。
発掘調査では13世紀中頃から15世紀中頃までの中国製陶磁器が出土したとの事。実際の所は文献に残っていない事もあり、詳しい事は解っていないようです。
一時は崩れかけていた城壁跡も、徐々に修復が進んで来ていて、行く度にすこしづつ立派に。
海沿いの断崖に位置しているので、ここからの景色はとても壮大で、一見の価値があると思います。
勿論定番の観光地を回るのも沖縄の楽しみ方の一つですが、琉球の歴史遺跡にポイントを絞って歩くのも、きっと素敵な旅行になるでは?