沖縄本島では北部の事を良く山原(やんばる)とまとめて呼びますが、最大公約数的にこの地域をさす場合が多いので名護市北部から国頭郡(本部町、国頭村、大宜味村、東村、今帰仁村)でまとめてあります。
総人口は約9万5千人前後ですが、約6万人は北部の中心都市名護市に住んでいて、政治経済交通の中心。 歴史的に見るとこの地域は今帰仁城を中心として北山と呼ばれ、琉球の開闢神話には北端山中に有る安須森なども聖地として登場します。
名護以北は小さな集落が点在し、昔ながらの沖縄の雰囲気を良くとどめています。最近ではその立地を利用したロケーションカフェがあちこちにできていて、一休みするには困りません。
リゾートも何箇所かあり西海岸ではオクマリゾート、東海岸ではやんばるホテルがホテルタイプの北限です。
観光施設としては、海洋博記念公園の存在が大きく、美ら海水族館が目玉になっています。今帰仁半島の名護に近い所にはパイナップルパ ーク、フルーツランドなどの大型お土産やさんに少しだけ観光色を加えたような施設が何軒かあり、にぎやかになっています。名護市郊外には開放型のゲージで多数の鳥類と小動物を飼っているネオパークもあり、子供達に人気があります。
瀬底ビーチをはじめ綺麗な海もいくつかありますが、他県からの資本がリゾート開発などを始めていて、その自然環境の保全が懸念されています。これからも大切にしていきたい地域です。
観光施設
海洋博記念公園
沖縄県本土復帰記念事業として1975年に行われた国際博覧会の跡地を公園にした施設。
美ら海水族館をはじめ沖縄郷土村・海洋文化館・ 熱帯ドリームセンターなどの施設が点在し、電気自動車で結ばれています。本格的人工ビーチであるエメラルドビーチもこの中にあります。
空港→93.5km(約135分)高速許田インター利用
ネオパーク沖縄

正式名称は名護自然動植物公園。熱帯地方の動植物を保温なしに飼育しています。動物は広大なフライングケージに放し飼いという方法で飼育され、多数のフラミンゴと触れ合うことも可能。生物たちと垣根のない触れ合いをお楽しめます。
施設内に軽便鉄道を小さくしたものが走り子供も楽しめます。
空港→79.8km(約95分)高速許田インター利用
タナガームグイ

国の天然記念物に指定された植物群落で、リュウキュウツワブキ、ナガバハグマ、リュウキュウアセビ、コケタンポポなどの貴重な植物が見られる場所。但し駐車場からロープ伝いに崖を少し降りるので天気の悪い日は危険です。亜熱帯林の中にポツンと湖が広がり、正面には小さな滝があって周囲とは別世界の趣です。
空港→121km(約170分)高速許田インター利用
史跡
今帰仁城跡

13世紀末には城の形ができていて、14世紀末から15世紀にかけて一番栄え、中国との貿易も盛んだったと言われています。立派な石組みが残り、当時の栄華を伝えてくれます。城郭の一番上からの亜熱帯林を眼下に見る景色は圧巻です。
2月は桜の花も楽しめます。
空港→92.5km(約140分)高速許田インター利用
ビーチ
瀬底ビーチ

本島と端でつながる瀬底島北にある広いビーチで、透明度の高い遠浅な海は、子供達が遊ぶにも安全で人気があります。過去管理面で色々な問題があり、最近リゾート開発が母体会社の倒産で頓挫してビーチ入口付近に大型の建物が工事中のまま放置され、今後の展開が気になります。
空港→92km(約125分)高速許田インター利用
エメラルドビーチ
前記海洋博記念公園内の人工ビーチ。毎年の調査で水質はAAと認められ日本の水浴場○○選には常に選ばれ手いる安全で綺麗な海水浴場。,
沖縄本島中部の宿泊
沖縄本島中部ホテル等宿泊施設
※空港からの時間は、自動車での移動で平均時速30km前後と考えています。
ビーチの名前の後の※印は人工ビーチです。シュノーケリング等は禁止になっています。
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