玉陵(タマウドゥン)は、首里城守礼門からほぼ西、に200mくらい行った首里高校の斜め向かいくらいの緑の木々に囲まれた1画にあります。 広さは約2442㎡。
第二尚氏王統の大型の墓地で、1501年に尚真王が、父である尚円王を祀るために造らせました。 当時の宮殿の形を模して作られた石造りで、沖縄県でも最大の破風墓です。 第二次世界大戦で大きな被害をうけましたが、1974年から3年以上の歳月をかけた修復がなされ、現在はほぼ往時の姿を見る事ができます。
資料館(玉陵奉円館)

入口には玉陵管理事務所 があり、玉陵への入場料を支払います。
この建物には玉陵に関する昔の写真など多くのものが展示されているので、まずはここの見学をお勧め。
お墓の 内部のミニチュア模型、納骨の壺、以前の写真など結構見ごたえがあります。
1920年に亡くなり、1934年に洗骨された尚典候の葬儀の様子などは写真も多くい残されていて、興味深いものです。
ここを見学していくと行かないとでは、玉陵を見たときの感じ方に違いが出ると思いますよ。

そこを出ると、両側に木々が植えられたまっすぐな道を進むことになります。 右に石塀が見えてきたらそこが玉陵。正面に小さな入口があり、そこから入ると綺麗に掃き清められた広場に出ます。
そこが外郭。
玉陵外郭

玉陵外郭 墓地の前庭とでも言う所で、四方を石積みの塀で囲まれた状態になっていて、広くてシーンとした雰囲気は確かに墓地のものです。