尚円王御庭公園内というか、隣と言うか、全く雰囲気の違う一角があり、ここがみほそ所と呼ばれる史跡になります。
尚円王が産声をあげ、その臍の緒を埋めたと伝えられている御臍所(みほそじょ)。
当時は屋敷内の西の隅に埋められていたものを、尚円が王位についた後に畏れ多いとして現在の場所に移したと伝えられています。
ここには福木、ビロウ等の大樹が茂り薄暗くなっていて、周囲とはまったく別の雰囲気に包まれています。
また、この近くにはここの屋号にもなったアサギ(神事を執り行うためにその準備をしたりする場所)があり、かやぶきで作られたそれは、当時の雰囲気を色濃く残しています。
屋根が深く、屈んではいるようになっているのは、神事に携わる女性達が中で着替えをするため、外からは容易に見ることが出来ない構造にしたのだと言われています。
ここに行かれる機会がありましたら、このアサギも是非ご覧になってくださいね。
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