古宇利島の概要
沖縄本島周辺には、神の島と言われる場所が2つあります。ひとつは秘祭イザイホーで有名な久高島。
そしてもうひとつが沖縄版アダムとイヴ伝説(下記)が伝わるこの古宇利島です
。
古宇利島は上から見るとほぼ円形の島で、面積が約3平方km、周囲には約7km弱の外周道路が走っている隆起サンゴ礁の小島。
以前、古宇利島に渡るためには本部半島の北東にある運天港から、乗用車が4台も乗ったらめいっぱいの小さなフェリーがでていて、約15分の船旅が必要でした。
しかし2005年に、本島とすでに橋でつながっていた屋我地島との間に約2km.の
古宇利大橋ができて、本島と地続きの離島になりました。
その後、2010年に今帰仁半島から
ワルミ大橋(315m.)が架かり、海洋博記念公園記念公園からの交通の便も良くなりました。
それに伴い
県内外から訪れる観光客も増えて、昨今では外周道路沿いには作ったばかりの食堂、カフェ、お土産やさんなどが点在し、それ以前とは様相が一変してきています。
港のあるあたりの傾斜面にに多くの家が集まっていて、小高くなった島の中央に畑や家が点在し、御嶽も数多く残っています。
交通 |
那覇空港から約95km
(沖縄高速利用で約120分) |
駐車場 |
有り・最近有料化?未確認です。 |
施設・設備
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売店・食事所・喫茶店・トイレ他 |
住所
問合せ先 |
沖縄県国頭郡今帰仁村
今帰仁村経済課
0980-56−2256 |
はるか昔の事です。
古宇利島に、神により降ろされた男と女の子供が2人いました。
彼らは、毎日天から神様が降らせてくれる餅を食べて、何も身につけずに裸で平和に暮らしていたのです。
ある時に、彼らは何時も神様が下さる餅が降って来なくなる様なことがあったら…と考えて、食べ残しの分を 蓄え始めました。
そうすると、やがて本当に天からの餅が降ってこなくなってしまったのです。
2人は驚いて、天の神に餅を降らせてくれるように祈りましたが、いっこうにその 気配がありません。
お腹がすいてきたので、2人は仕方なく海岸に行って貝などを集めて食事をとるようになりました。
それ以来、人間は働いて必要なものを得ざるをえなくなってしまったのです。
そんなある日、海岸でジュゴンが交尾しているのを見た二人は、男女の交合を 知ると同時に男女の違いを知り、裸でいる事が恥ずかしく思えてきて、クバの葉を腰につけて、物を身にまとうという事も覚えていったのです。
やがて、この2人に子供達が生まれ、沖縄中に広がっていったのです。
以上古宇利島に伝わる伝説です。
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2012年12月20日