このミントングスク、伝説では琉球の開祖アマミキヨがヤハラヅカサから上陸して、とりあえず浜川御嶽に住まい、その後本格的に住んだのがこのグスクであるとされるようです。 そして東御廻りの場所としても古くから有名でした。
なんかミントングスクという名前からして不思議な城跡ですが、ここは探すのにもひと苦労。
地図で見うると確かにこのあたりだし…ということであたりの方に聞いてみても、「すぐそこを入った所だよ、広くなってるからすぐわかるさ。」という答え。
こんもりとした少し小高くなっている森は見えるのですが入り方がわからない…。
という事で車を停めて歩いてみたら、なんと個人のお宅の入口から入っていくのが正解でした。
知念さんというお宅で、そこの庭から入ってすぐの所に階段状の石垣が見えます。
そこを登っていくと、道が細くなりますが平らな場所もあり、いくつかの拝所があるところに出ます。
何はともあれ、個人のお宅の庭を通していただいて行く私有地、ご迷惑をかけぬよう気配りをしたいものです。
一説では、ここを所有するミントン家(知念家)はアマミキヨ直系であるとも言われています。
沖縄県教育委員会の案内板 によると、先史・原史時代の遺跡でもあるとの事。
琉球のグスクを知る上で、一番ポイントになる場所かもしれません。
(ちなみにアマミキヨ(アマミク)の伝説は、沖縄本島の北部から中部、そして南部と広い範囲に分布していて、お墓といわれるものもここの他に浜比嘉島にあります。ひょっとしたら一人の神ではなく複数の外来した一族だったのかもしれませんね。)
沖縄県教育委員会案内板より
この史跡は、琉球石灰岩からなる独立丘とその周囲の斜面地に形成された先史・原史時代の遺跡です。
この地域から当時の生活用具であった石斧や土器類などが採集されます。又、グスクの頂上付近の岩陰や小洞窟には神墓と称されている拝所があり、古くから由緒ある御嶽(ウタキ)として知られています。
文献などによると、国王及び聞得大君(キコエノオオキミ・国王の妹でノロ/神女組織の最高位にあった))の東御廻り(上述)参拝の地でもあったといわれます。
沖縄県各地に分布するグスクの発生や性格を知る上で、貴重な遺跡です。
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交通 |
那覇空港から約21km(約45分) |
利用料金 |
最近100円? |
駐車場 |
無し・
道路の端に停めるようになります |
住所
問合せ先 |
沖縄県南城市玉城字仲村渠
098-946-8817(南城市観光文化振興課)
オフィシャルサイト |
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2012年10月4日