グーグルアースが出来てから、色々便利になりました。多くの地域のかなり細かい空中写真を簡単に見ることが出来るようになったのは、多くの可能性を我々に提供してくれています。
取材にいく前の調べ物にとっても便利に使えます。
以前から気になっていたWEBでも紹介されていない所にある砂浜。入り組んだ地形の奥にあるので、気象条件の影響も受けにくそうです。
という事で今回プリントアウトした地図を頼りに出かけてみました。
解りにくい横道を入っていくとサトウキビ畑の間を走るようになり、草が茂っていて道幅も車ぎりぎりに。
でも思いのほか簡単にたどり着く事が出来ました。
駐車する空地のスペースは十分にあります
。
案内板とかは一切ないので、日曜日のお昼頃なのにビーチの端に家族連れが一組だけ。
ビーチ中央に大分昔使われていたであろうコンクリートで出来た船を出し入れするための道のようなものが海の中にそのまま入っていっています。
行政が立てたらしい、ビーチに入るために料金を取る事はまかりならんという看板が出ていたので、以前ビーチとして開発しようとした人がいたのかも知れません。
砂浜はさほど細かい砂というわけではありませんが、海の色はとても綺麗で、波打ち際まで行って見ると透明度も有りそう。
という事で、とりあえず海中に入ってみました。
この日はちょうど大潮の引潮だったので、手前はかなり浅かったのですが、少し行くと1m前後の泳げる深さに。
最高の透明度とまではいきませんが、この先にある有名な伊計ビーチよりはかなり状態が良く、所々に珊瑚が点在しています。
その周辺には海の生き物達も自然の状態で色々いました。ルリスズメダイなどの鮮やかなブルーをした魚、ツノダシ、ベラの仲真、黄色の熱帯スズメダイ。そして珊瑚の影に大きめのミノカサゴ。海底にはやけに育ったヒトデ。
そのまま2m以内で浅くなったり深くなったりしながら海は沖の浅くなっているリーフエッジにつながっています。多分エッジの向こうはとても綺麗だろうと期待して沖を目指して泳いでいきましたが、近づくとかなりの距離にわたって泳げないくらいの浅い場所がベルト状に広がり、今回は断念。
次回干潮でないときにでも挑戦して見たいと思います。
かなり沖に来ていたのでビーチに向かい戻り始めたのですが、途中で小魚の大群に遭遇。
それこそ無数の魚達がすぐ手の届きそうな所をキラキラと光を反射しながら一方向に泳ぐ様子は、なかなか壮観なもので、しばらく眺めていました。
現在沖縄で有る程度綺麗な海では、利用者が無秩序に魚達に餌をやり、自然環境ではありえないくらい人が行くと魚が群がってきたりします。
この静かで快適な名前もわからないビーチは、このまま自然な海の状態でいつまでも穴場であってほしいと、心から思いました。