ナイチャー小林 2016/04/29(Fri) 13:54 No.1338
今までの風景が段々変わってきますね。
寂しいけど時代の流れには逆らえないのでしょうか。
昨日、ちょっと新しいホテルを調べてみましたが、一泊1人6万以上の高級ホテルが何軒かできていてびっくり。 以前百名伽藍で驚いたけど。 これから今まで以上にテーマパーク化が進むんでしょうか。
コアラ 2016/05/03(Tue) 14:09 No.1342

itoさん、写真をありがとうございました。
この界隈の再開発の完成予想図を見ましたが、本当にこれでいいのかなぁと思ってしまいますね。
もちろん古い建物には防災上の問題もあるでしょうし、いずれは手を付けなければいけない事なのは承知しているのですが。
かつて青森駅前には朝市がありました。狭い区画に古い店がびっしり軒を連ねていて、名産品のリンゴや海産物が並び、試食品を差し出して呼び込む青森弁が飛び交って、姦しく猥雑ではありましたが活気がみなぎっていたものです。それが「再開発」の名のもと、新たに建てたビルの地下に整然と押し込められて、確かにきれいにはなったけれど、反面「朝市」という活気は失われてしまったように思えます。
コアラ 2016/05/03(Tue) 14:10 No.1343

ここ数年の円安傾向もあって、内地の有名な観光スポットは外国人観光客であふれかえっています。
東京で言えば浅草などはもちろんのことですが、最近では「谷根千(やねせん)」と呼ばれる谷中、根津、千駄木界隈に足を伸ばす人が増えているとか。東京大空襲でかろうじて焼け残った下町であり、築100年を超える木造家屋がいまだに点在しています。
外国人観光客を引き付ける「谷根千」の魅力は何でしょう。
ある人は「日本人の情緒と生活を見ることができるから」と答え、またある人は「ほっとする空間が好き」と答えたようです。
コアラ 2016/05/03(Tue) 14:11 No.1344

もちろん古い木造家屋は防災上よろしくないものでしょう。 それらが醸し出す《風情》の価値は「再開発=価値の最大化=高層ビル」という従来の考え方とは対極にあります。
確かに北谷美浜のように新たに整備された街並みは美しくはあります。でも一方で金城の古い石畳の道とか、迷路のような路地裏にひっそりたたずむ民家の《風情》のほうを好ましく思う人は、浅草や「谷根千」を好む外国人観光客と同様、少なからず存在するのではないでしょうか。
歴史ある建築物を修復しながら維持するのは大変な費用が掛かるとも聞きます。それでもこうした建築物が残されている街並みは、時代を経るごとに大きな価値を生み出しています。これからの再開発にあたっては、界隈の《風情》がもつ価値を生かしながらデザインしていく手法になっていって欲しいと心から思います。