夏の始まり夏の終わり    コアラ -2013/07/07(Sun) 15:08 No.5171

 

宮古島空港
  レポートを書くために写真を選んでいて、こんなに何度も心が折れそうになったことは今までなかった。 それどころかレポート自体、書くのに少しも気が進まないのだ。
  写真を見るとその場での出来事が鮮やかに甦ってきて、どうしてあそこから帰ってきてしまったのだろうと不思議に思ってしまう。
書いたら《あれは過去のことなのだ》と認めざるを得なくなる。たぶんそういうことなのだ。

ホントウニ私ハ、帰ルコトヲ望ンダノカ? ************

  計画を1週間後ろにずらしたのは潮目の関係だった。
特に宮古島の場合は浅いリーフが多いために、大潮や中潮の干潮が泳ぐ時間帯に当たるときわめて泳ぎづらくなる。結果的に1週間遅くしたことで天候にも恵まれたからとてもラッキーだった。

※写真をクリックすると別ウィンドウで大きな画像が見られます
与那覇前浜■1日目

  宮古島に着いたら取るものとりあえず向かうのが与那覇前浜。知っていて訪れているのに、あまりの美しさに毎回息をのむ。
毎回訪れてよく飽きないな、と言われそうだが飽きないのだ。
まだシーズンに入って日が浅いためか、それほど混みあっているようでもない。
与那覇前浜2

 この真っ白なパウダーサンドのビーチは6kmも続く。

無口になって渚を眺め、サンダルを脱いで波打ち際に立つ。



東平安名崎灯台
  梅雨が明け、夏の始まりを告げるように、サトウキビ畑にスプリンクラーが勢いよく散水している。
それを横目に東平安名崎灯台に向かった。

どこをどう修理したら1年2か月もかかったのかちっとも分からないが、入場料200円を払って100段のらせん階段を上る。
東平安名崎灯台から見た海の景色

はるか太平洋を見はるかす、この風景が好きだ。
…ええ。高所恐怖症です。

実際は足が震えています。
割烹「竹」の料理  最初の夜は割烹「竹」を予約した。
最初の夕食選びをしくじるとテンションが下がるから、ここは堅実に行きたい。 kanjimanさんがおススメの店だから間違いはないだろう。
  「竹」は旧市街地から少し離れた住宅街にあるので、酒を飲みたい私たちはホテルフロントにいたサトルくん(仮名)にお願いしてタクシーを呼んでもらった。 え?サトルくん? 私の顔をハッとしたように二度ほど見ていました(笑)。
  会いたかったのか、わけがあって会いたくなかったのか、表情からはうかがえず。
  お通し三品。アロエの酢の物は酢加減が強くて好みにぴったり。
宮古牛の刺身は脂が口の中で甘くほどけていく。 「鮮魚のバター焼き」を注文した。
「私らはこの魚を“ダルマ”って呼ぶんですけどね」確かそう言われた。 たぶん「ツン(沖縄では「チン」、ミナミクロダイ)」ではないかと思う。
皮目がパリッと焼かれていて、バターソースをつけると箸が進むまいことか。
八重干瀬にいくマレークルーズの船 ■2日目
  先日のオフ会でIowaさんに勧めていただいたのが《八重干瀬シュノーケルツアー》。 午前10時の出航に間に合わせるように荷川取(にかどり)漁港に向かった。
マーレクルーズの船は28名乗りだが、毎回お客さんは20名に抑えているそうだ。それにスタッフが3〜4名。
今日のツアーも定員まで乗り込んでいた。
「7〜9月のシーズンはもっと大きな船が欲しいなって毎年思うんですがネェ」と船長は笑う。
とはいえ、シーズンオフの期間にはスタッフ総出でサトウキビ刈りをしたりするのだから、もしかすると経営はそんなに楽じゃないのかも?(笑)
池間大橋近くの海めいめいが座る場所を決めて出航を待つ。
船では酔った経験がないので、比較的揺れが少ない船尾は他の方に譲って、私は舳のほうにした。  荷川取漁港から西平安名崎の風車を眺め、池間大橋に差し掛かるころに海の色が変わった。
まるで海底が白く輝いているようだ。
  宮古島には5〜6回は通っているけれど、実はボートシュノーケルは未体験だった。
ビーチからで十分に楽しめるし、それなら無料じゃないかと。
八重干瀬の海中
しかし昨年勧められて利用した伊良部島のショップ利用で認識が変わった。お金を払うだけのことはあったから。
  八重干瀬は南北に17km、東西に5kmほどの範囲にサンゴ礁が点在しているそうで、ここ第1のポイントは北側にあるとのこと。
名前を教えてくれたがアラビア語のようでとても覚えられるものではなかった。
  マスクとフィンをつけて飛び込んだ海の中には枝サンゴとテーブルサンゴがびっしり敷き詰められていて、これまでで一番美しい景色だった。
ただ満潮に当たっていて波が入ってくるために結構な上下動はあった。カメラのピントが合いづらくて苦労する。
  停泊しているときの船が一番揺れを感じるようで、休憩しに戻って、フィンを外すために俯いたとたんにリバースする人が続出。 私も最初の航海では船酔いを体験した。
あれは中学校の修学旅行だった。 青函連絡船の座敷で麻雀をしていてツモった瞬間にこみ上げるモノがあってトイレに走った記憶がある(別に荒れた学校だったわけではありません。当時は結構ユルかったのです)。
  その後、酔い止め薬とプラシーボ(偽薬)の効果が等しい、すなわち「船酔いとは多分に気のせいなのだ」ということを知って《私は船に酔わない人間なのだ》と思い込もうとした。
その結果どんな荒れた海でも船酔いをしなくなったのである。これホント。

Re: 夏の始まり、夏の終わり ナナ - 2013/07/07(Sun) 17:48 No.5181
もったいない、もったいなぁい 大丈夫! 分ければよいのではありませんか?
私の心はすでに宮古に飛びました。

Re: 夏の始まり、夏の終わり コアラ - 2013/07/07(Sun) 20:20 No.5182

だってまだ二日目で、しかもこれからが書きたいこと満載なのに。 困ったなー。

Re: 夏の始まり、夏の終わり iowa - 2013/07/07(Sun) 20:48 No.5183

せっかく始まったのに何をおっしゃいますやら。 管理人さんには、上のスレを削除いただき、続けましょう。

八重干瀬の珊瑚礁 励ましありがとうございます。
では途中を端折りながら書けるところまで書き進めます。このレポートと心中するつもりで(笑)。

  船上での昼食は豚肉の冷しゃぶ、ミネストローネ風スープとご飯だった。写真は割愛しますがフツーに美味しくいただきました。
  続いて2本目。
今度は八重干瀬の真ん中あたりだという。
つまり一気に北まで上がってだんだんと下りてくるアプローチなのね。
「ここはね、一回壊滅的になったのが最近回復しつつあるポイントなのです。波が入ってきづらいから泳ぎやすいかも」 そう言われたとおり波に揺られるのは少なくて写真が撮りやすかったかな。
「今日は今年1〜2を争うコンディションだからもう1本行きます!」と船長は上機嫌。
本当にサービス精神があふれているんだな。そういえばスタッフたちも同様で、泳いでいるときも船に上がった時にも何くれとなく世話をしてくれる。
海上では全員に目配りをして泳げないグループにも血気にはやるグループにも対応していたし、船上では手が空けば世間話をしにデッキを歩き回り、記念写真に収まる。
実に心配りが利いたショップだった。
※クリックしたときに出る画像が大きくなりました
クルーザーの上で食べたフルーツ 3本目は泳がなかった。
「泳いでみたら、また海中の景色が違いますよ」とスタッフに言われたけれど、1年ぶりのシュノーケリングで初日に1時間×3本はいかにもキツい。
ツアーを終えて戻る途中でデザートが出された。
たかだか缶詰のミカンと言うなかれ。
こんな風景の中でいただくと缶詰の3倍は美味しく感じられるのです。極上のマンゴーの上を行く…みたいな。ああ旨い。
  「八重干瀬は昔の2〜3割しか残っていないんですよ。温暖化とかオニヒトデとかいろいろな原因はありますがね…」と船長。
宮古島のビーチではまだサンゴを見ることができる。 昨年訪れた伊良部島のヒミツビーチのテーブルサンゴは、しかしそれ以上だった。ところが八重干瀬はそれをも上回る豊かで美しいサンゴ礁だった。
泳いでいる人がくわえているパイプを通して、しばしば「うおお…」とため息を漏らすのが聞こえたほどの極上の景色だった。
「フィッシュ・タベルナ・サンボ」2日目の夜は西里大通りのはずれにある「フィッシュ・タベルナ・サンボ」を予約していた。
ここは宮古島からナナさんが「コアラさん、何を食べてもおいしいのよ」と震える指でメールしてくれた店であります(笑)。
イタリアン+フレンチって感じなのかな。
おつまみ三点盛りはミンククジラの生ハム、マグロの尾の身の唐揚げ、バラフエダイのカルパッチョ。
確かに美味いね。
アクアパッツァは何の魚だったっけ?白ワインに酔っぱらって記憶にありません。
「フィッシュ・タベルナ・サンボ」の料理・イタリアンフレンチっぽいです。


ごめんなさい。料理の写真はこちらでした。



吉野海岸の海の中・珊瑚礁■3日目
 昨夜のこと。
宮古島に泊まると毎晩通うBarで、その日訪れた八重干瀬がいかに素晴らしかったかを熱っぽく語っていた私に、マスターがポツリと「明日オレはタコ捕りに行くけど一緒に来る?」と言った。
「行きます!」 マスターとの待ち合わせは11時半だったので、それまでの時間は同行者が「いちど行ってみたい」と言っていた吉野海岸で泳ぐことにした。
駐車場が有料になってから行かなくなったので、私自身もかれこれ8年ぶりになるのではなかろうか。
  無料の《かっちゃん駐車場》が数年前にできて、吉野海岸入口の反対側で手を振って誘導している。
世知辛い時代になって、逆に《無料》をうたうと私たちは『何か高いモノを売りつけられるのではないか?』なんて疑心暗鬼がわくようになった。
でもね、ここは底が知れないほど人が良い島人を信じていいと思う。
「もともとはさ、吉野ビーチでレンタルショップをしていたわけさ。だけど有料駐車場をつくる人間がいて、オレ頭にきたわけ。だから無料送迎を始めたわけさ」
かっちゃんはビーチに降りる坂道を運転しながら言う。
「でも無料送迎した人が、かっちゃんの店でレンタルしなかったら儲からないじゃない?」と意地悪な質問をしたら「いいのさ。楽しんでもらえれば」。

  吉野海岸のビーチ寄りは、記憶にある8年前に比べてずいぶん荒れているように見えた。
もう少し沖合まで行きたかったが、干潮だったこともあり、迷路のような岩にさえぎられてウロウロしているうちにマスターとの待ち合わせ時刻が迫ってきた。
「急ぐのかい?駐車場まで乗っていくかい?」声をかけてくれたのは、かっちゃん駐車場の草刈りをしに来たという男性だった。
「濡れたままでいいよ。どうせオレも上まで行くから」 どうして島の人はこんなに親切なのだろう。
行きつけのバーのマスターに連れて行ってもらった珊瑚がいっぱいの海。 マスターと落ち合って向かったのは名前もないビーチ。タコ捕り道具一式を生簀がはめ込まれた浮き輪に投げ込んだ彼のあとから海に入った。
  驚いたことに、そこからすでにサンゴの森だった。息継ぎを忘れるほど美しい。
  私たちが近づくと魚たちがさっと散る。
しかしかなり浅いのでサンゴに膝をつかないように慎重に泳がなければならなかった。

「リーフエッジまで行けそう?」「行ってみましょう」
エッジまではざっと300mほどだろうか。
ドロップオフ 泳ぎ達者なマスターと、かの浮き輪さえあれば私でもなんとかなりそうな気がしてきた。

ドロップオフの青は吸い込まれそうな色だった。怖さと誘惑がないまぜになって襲ってくる。

「さて、戻るか」

1時間ほど泳ぎ回ってビーチに戻ろうとすると、潮の流れに向かっていかなければならない。
ここで自分のうかつさに泣かされることになる。
海で漁をする人実はフルフットフィンの中に履かなければならないソックスを忘れてきていた。
 普通に泳いでいる分には何とかなるので、まあいいやとタカをくくっていたのだが、潮の流れを逆に泳ぐのにはかなりの力がいる。
フィンの縁が当たっているかかとが擦れて、どうやら皮がむけたようだった。
蹴るたびにアキレス腱のあたりに激痛が走るからどうしても力が入らない。
  顔をあげるとマスターを始め同行者たちからかなり遅れ始めている。
ここからが永遠とも思えるほど長い時間に思えた。ズキズキするかかとのことは頭から離すようにしてとにかく蹴り続ける。しかし目の前の海底の景色はいっかな変わらない。
じりじりとしか前進できない自分がもどかしい。だんだんと息が上がってくる。 ほうほうの体でビーチに戻ってフィンを外したときは心の底から安堵した。
時計を見たら海に入ってから1時間40分が過ぎていた。
高野漁港にあるシャワー「シャワーなら高野漁港にあるよ」
マスターはタコの獲物がなかった代わりに、7個のサザエと1.5kgはありそうなほら貝を採ってくれた。
それを私たちに手渡しながら、例の飄々とした感じで車に乗り込み走り去った。
私は先ほど小耳にはさんだ会話を思い出して、あわてて俯いたままマスターの車を見送っていた。
「あれ?タコなら○○海岸のほうが多くない?」
「いや、ここのほうがサンゴはきれいだからさ」
ではマスターはタコを捕りに行くと言いながら、実は最初から私たちに美しいサンゴ礁の海を見せようとこのビーチに案内してくれたのだろう。何ということだ。
 私はただあのBarが好きで毎年たった数日間通っている酒飲みにすぎない。
夜の仕事までの束の間のくつろげる時間をさいてビーチを案内してもらえるほど、私は何を渡したか。
高野漁港には整備された公園と、トイレ、シャワー施設があった。
シャワーには扉こそないが、無料で使わせていただけるだけありがたい。
島バルPRAVIDAホテルに戻り、今夜の予約をしてあった「島バルPRAVIDA」に電話をしてサザエとほら貝を持ち込んだら料理してもらえるか尋ねてみた。
「いいですよ」と言ってもらえたので、ビニール袋の中でゴトゴト動いている貝を担いで暑さが引かない街に踏み出した。
実は「PRAVIDA」には昨年も訪れている。
しかし残念ながら昼食が遅かったこともあって前菜ぐらいしか食べることができなかった。
でもそれだけで腕前の確かさは感じていたので、1年ぶりの今回の再訪を楽しみにしていたのだ。
サラダ代わりに注文した宮古ぜんまいの和風マリネ。シャクシャクした歯ごたえ。
何より緑色の鮮やかなこと。
「宮古ぜんまいはアク抜きがいらないんですよ」と飯島さんが説明してくれる。
パテ・ド・カンパーニュは昨年感激した豚肉のリエッタだろう。香辛料が効いていてすこぶる美味い。
キノコのアーリオオーリオ、カスレ(豚バラとインゲン豆の煮込み)、どれも手のかけ方が丁寧だ。
しかもこれ全部でたったの2200円ですぜ。信じられない。
ワインもきわめてリーズナブルだから申し訳なく思ってしまう。
持ち込んだサザエはさっと湯がいてジェノベーゼソースで和えてくれた。肝はソースにして。
添えられている葉物は人参モドキというそうだ。噛むと粘りが出てくる。
「ほら貝は大きすぎて、湯がける鍋がないので…」いやいや、使っていただけるなら置いていきますから。
さてお世話になったマスターのBarで、また今夜も〆ますか。
■4日目
砂山ビーチ「砂山ビーチってどんなところ?」 「CMで見るけど、あたしも行ったことがないです」
そうか。私が8年前に行ったのはちょうど梅雨のころで、そぼ降る雨の中をビーチまで下りただけだからあまりきれいだった記憶がない。
伊良部島に渡る船まで時間があるし天気もいいから、じゃあ車を走らせようか。
うっかりしていた。筋肉痛が最もつらい4日目に行く場所じゃなかった。砂山を下りたらまた上がらなければいけないのだった。でも午前8時半。
誰もいないビーチはなかなかステキだったけど。
 さて大いに期待をしていた伊良部島のレストラン『琉宮』が、ご主人の都合があってキャンセルされたのだから本来は島には渡る必要がなかった。
それにどうやら下地島空港のタッチ&ゴーがこの数日間おこなわれていないらしいこともリサーチしていた。
そうは言っても空港突端のあの海の色は忘れられないし、去年シュノーケルでお世話になった伊島観光の宮古そばももう一度食べたい。
それにあわよくば「宮古島産よりおいしい」という人もある伊良部島産のマンゴーをゲットできるかもしれない。
  そこで4日目は午前中に伊良部島に渡ってお昼に宮古そばをいただき、マンゴー農家を紹介してもらって買い付けたら午後には宮古島に戻って、泳ぎ収めに新城海岸でひと泳ぎしようという計画をたてた。
ドライブがてら佐和田の浜〜下地島空港〜中の島ビーチを走って、お昼ごろに渡口の浜にある伊島観光サービスに着いた。お母さんに羽田空港で買ってきた土産物を手渡すと
「覚えているわよ〜。また来てくれたの〜?」と喜んでくれた。
マンゴーの件を尋ねると、お母さんは携帯電話で何軒か知り合いの農家に電話で問い合わせてくれたが、あいにくマンゴーは朝のうち収穫するとすぐ出荷されてしまうらしい。
申し訳なさそうにしているから「いや、いいんです。私たちの思い付きですから。それよりお手間を取らせてすみませんでした」と宮古そばをお願いした。
  昨日は宮古島『丸吉食堂』の宮古そばだったっけ。半分食べてから卓上のカレー粉を振り入れたらなかなかイケた。伊島観光のは、添えられてくる唐辛子ニンニクペーストを少しずつだし汁に溶かし入れて食べるのが最高なのだ。
風が通る窓際の席で、大汗をかきながら啜るそばの美味しいこと!
さて支払いをしようとすると、お母さんが体の前でブンブン手を振る。
「いいの、いいの。わざわざ来てくれたんだから」小声で言っている。
「ダメですって。また来年、大きな顔をしてこられなくなるから」と千円札を無理やり押し付けて店を出た。
  そういえば10年ほど前の座間味島で、買い込んできた缶ビールをひと缶あげただけでその夜の酒席に呼ばれ「いちゃりばてょーでーだ」と歓待されたことがあったっけ。
伊島観光にリピーターが多いのは必ずしも伊良部島の海の素晴らしさばかりではなく、お母さんやスタッフのこうした気遣いにあるのだろうと思えてしまうのだ。
Bar アルケミスト  伊良部島から戻って、午後から新城海岸に行ったが、とてもフィンを履いて泳げる足の状態じゃなかった。マリンシューズでも痛かった。
仕方がなく裸足で海に入ろうとして、みよしやの真っ黒オヤジさんに止められた。
「以前さ、インストラクターやっていたヤツが裸足で海に入って、わずか数mも行かないうちに何かを踏み抜いてショック死したことがある。だから裸足で海に入る人を見かけるとゾッとするのさ。やめておいたほうがいい」
確かに暖かい海には危険極まりない生物がいるからね。そういう次第で今年の宮古島シュノーケルは終わりを告げたのだった。
ちょうど防水カメラの電池もなくなったことだし。
伊良部島で買えなかったマンゴーは、ホテルに戻る途中のワイドー市場で手に入れた。
色や形が悪いためにハネられたであろうマンゴーがとても安い。

最後の夜の食事だけはチョイスを少し外した。ヤギの肉にはありつけたものの、他はちょっとアレだった。
  その代わり7年ぶりに訪れた「Bar アルケミスト」では、パイナガマビーチ越しの美しい夕陽を見ながら〆のモヒートを楽しめた。視界を遮る電線は近い将来、地中化される計画があるらしかった。   まぁでも、伊良部大橋だって完成が遅れに遅れているわけだから、電線地中化はいつになることやら(笑)。
■5日目
  荷物は前夜のうちにまとめておいたので朝食後にすぐチェックアウトをして、もう一度与那覇前浜を眺めに向かうことにした。
到着したとたんに猛烈なスコールが地面を叩いた。「さよなら」と耳元でささやかれたような気がした。 雨雲が通り過ぎたあと雨を吸った前浜ビーチの砂はすっかり柔らかな色に変わっていて、それはそれで心が穏やかになる風景だった。

私の夏が終わった。

 宮古島空港を離陸するときに同行者の一人が泣いたと聞かされたのは、東京に着いて、路線が分かれる上野でいったん下車して《解団式》を行なったスペインバルでだった。
「親切にしてもらったあの人、この人の顔を思い出したら涙が止まらなくなって…」
「いい島だったよね。もう一度行きたくなる」
ああ。それは私も一緒だった。離陸の時にはあいにく酔っぱらって眠っていたけれど(笑)。
島の人と親しくなればそれだけ思いが通うのかもしれない。
観光客なのか勤め人なのか、信号が変わるたびに右から左へ、左から右へと歩き過ぎる上野駅の雑踏をぼんやりと眺めながら、私もどこかぽっかりと穴が開いたような寂しさを感じていた。

ダラダラした旅行記で申し訳ありませんでした。
お付き合いいただきありがとうございます。
まったく! まとめるのが下手すぎっ!

Re: 夏の始まり、夏の終わり kaotti1 - 2013/07/08(Mon) 17:40 No.5198
  人との繋がりがとても感じられるステキな旅行記でした。
珊瑚もやっぱりとても素晴らしいです。特にタコ捕りのとこの珊瑚の写真、凄いです。
私は人が多くなり過ぎて新城へ行かなくなり吉野へ行っているのですが、 この吉野の珊瑚は痛々しく感じますね。私が見てるところとは違う場所なのかしらん。でもこれも現実なのですよね。
  Barアルケミスト、私も同じテーブルで写真撮りました、懐かしいなぁ・・・・
こんなに濃い内容、まとめるの下手すぎっ!なんて仰らないでください、もっと色々お伺いしたいぐらいなのです。 それにこの旅行記でそうだと仰るのでしたら、私これからもう書けなくなっちゃいます^^;    今年の夏は沖縄へ行けないので、コアラ師匠の旅行記で堪能させて頂きました。有難うございます。

Re: 夏の始まり、夏の終わり ナナ - 2013/07/08(Mon) 18:35 No.5199

  むふふっ これでこそコアラさんである! え?上から目線?すびばせんっ(笑)
きれいな写真の数々。どうしたらあんな珊瑚が、店内が、お料理がー・・・?!
行ってないのに宮古に行って帰って来ちゃった気分です。
欲を言えばサトル君との絡みが欲しかったなぁ、もう少し。 そして「夏の始まり、夏の終わり」っていうタイトルも 分かるような気がしました。
どこかにセンチメンタルな気分も。

Re: 夏の始まり、夏の終わり コアラ - 2013/07/08(Mon) 19:05 No.5200

島バルPRAVIDA  kaotti1さん アルケミスト、久しぶりでした。 「入口に近いところに水槽があって、フグが泳いでいたよね」と言ったら、
「懐かしいですね。そう言えば昔、水槽でハリセンボンを飼っていました」 そう。
あれから7年、私もトシをとったなぁと思いました。
でもアルケミストの窓から眺める夕焼けは昔と一緒。 吉野海岸は長い時間泳げていないから正確じゃないかもしれません。でも「タコ捕りビーチ(仮名)」は確かにすばらしかった。  今年行けないのであれば、来年にでもご一緒します?(笑)
とはいえ、目印もなくてどこの道を降りたらいいのかはわからないのですけど。

Re: 夏の始まり、夏の終わり コアラ - 2013/07/08(Mon) 19:26 No.5201
島バルPRAVIDA  ナナさん。 仕入れた情報によると、来年行きたい飲食店が増えてしまって大変です。  まずは今年行けなかった「琉宮」でしょ、1日二組限定のため3か月前に予約する必要がある「きょうわ」でしょ。
残念ながら「新宿33」は昨年閉店したようですが他にも何店か。
サトルくんはIowaさんに惚れたようですのでお任せしました。
Iowaさん、ヒヨコより東京サブレを飼って行った方が喜ばれるかも(業務放送)。

Re: 夏の始まり、夏の終わり Iowa - 2013/07/09(Tue) 01:31 No.5202

  コアラ師匠、お疲れさまでした。応援、というか強要してしまい申し訳ありません。
どうしても続きを読みたかったもので。
今年も仕事中に書き続けてさせてしまったようで、ありがとうございます。
八重干瀬をお薦めした身としては、堪能できたようで良かったです。 Thinkのマスターの捕ったタコは卸先の店で昨年食べましたが、一緒にタコ捕りにはちょっとびっくりです。
リーフエッジからのドロップオフって凄いですよね。判っていただけましたか?
新城海岸でエッチラオッチラ沖まで泳いでいるのはあの景色を見るためなんです。
  アルケミストはそんなに久しぶりだったんですか。夜、対岸の佐良浜の灯を(電線越しですが)眺めながら飲むのが結構好きでよく行きます。
ところで、(多分)サトルくんには昨年大変お世話になりました。
今度行く時は「「東京ばな奈」をお土産にと考えていたのですが「東京サブレ」の方がよいのでしょうか。

Re: 夏の始まり、夏の終わり コアラ - 2013/07/09(Tue) 04:54 No.5203
島バルPRAVIDA  Iowaさん 今回のレポートは難儀しました。書きたいことがたくさんあるのにどう書けばいいのか分からなくなって、導入部分でダラダラと周辺をなぞるばかりの文章、お恥ずかしい限りです。
みなさんの後押しがあってようやく筆を進められました。
ドロップオフの魔力。よくわかりました。しかし一人で行く勇気も力量もないですね、私には(笑)。
  アルケミストはペンションクルーを定宿にしていたあのころに、毎晩通っていたのです。
2005〜6年あたりですか。夕日を眺めるデッキは今ほど広くなかったです。
サトルくんにはおっしゃる通り「東京ばな奈」のほうがいいのかも!(笑)
※私は基本的に日・月曜が休みなので、今回は休みをフルに使った…と言う感じです。

Re: 夏の始まり、夏の終わり Rumina - 2013/07/11(Thu) 09:02 No.5204
  コアラさんおはようございます う〜〜〜〜っつ目に毒な(笑い)写真ばかりですね〜 。
帰宅してもその帰りの機内からまた行きたいなんて感じますね 。
次回は石垣ですが宮古もなんて計画中。 年老いた母抗がん剤を打ってる主人と、もろもろ 両手でも足りない現状ですが、 チャンスがあれば南国に足を向けたいです。
毎日定休日ですがまとまった日程を取るのが難しいです。
でも今年中に是非「八重干瀬シュノーケルツアー」参加したいです。八重干瀬に上陸はしたことがありますが シュノーケルしたいです。
本当に見てしまったらトライせずにはいられないかも

Re: 夏の始まり、夏の終わり コアラ - 2013/07/11(Thu) 12:40 No.5205

島バルPRAVIDA  Ruminaさん、こんにちは〜♪ おかげさまで旅行期間は快晴&ベタ凪でしたので最高でした。
今週は台風の影響が出そうですね。
さて八重干瀬はシュノーケルでとっても楽しめるところでしたよ。  枝サンゴもテーブルサンゴも残っています。
この「マーレクルーズ」というショップはIowaさんとナナさんから教えていただいたのですが、とてもフレンドリーで、しかも食事時・おやつ時にはわざわざ海がきれいな場所をゆっくりクルージングしてくれるなどサービス満点でした。もしおいでになるときはお勧めできます。
  大潮の干潮だとリーフから波が入ってこないので船はほとんど揺れないと船長が言っていました。行かれる時に大潮で午前11時〜午後2時あたりに干潮が来るとすごく楽かもしれません。
早く帰りたい…宮古島へ(涙)。

Re: 夏の始まり、夏の終わり 恭 - 2013/07/12(Fri) 21:57 No.5206
  待って、待って、待ってましたよ! 途中、七夕にエッ!という事もありましたが、敬愛なる先輩方のおかげで今年の楽しみが続き。(だめです、やめちゃ。)
いつも思いますが、コアラさんの文章や写真は「宮古に行きたい」と思わせると同時に、「やっぱり宮古いいよねぇ」と空気や温度・味わいを思い出させてくださいます。
そして知らなかった沖縄の一面も。
 私も8月に6泊で宮古入りです! でも我が家、宮古はあんまり相性良くないんです・・・。
八重山・やんばるが一番晴天率がいいかな。 そういうの(相性)ってありませんか?

Re: 夏の始まり、夏の終わり コアラ - 2013/07/13(Sat) 09:12 No.5207

  はいさい♪恭さん。 相性っていうより「運」でじゃないのですかね。
私だって宮古島に5〜6回は通っていますけど、全日ピーカンは初めてですもの。
去年は伊良部島のシュノーケルがあいにくの曇りでサンゴに精彩がなかったし。
今回は晴天に加えて海はベタなぎ、こんな天候は経験ありません。なんまんだぶ。
6泊7日(1週間!)はうらやまし〜い〜で〜す。
やってみたいけど私の場合は4泊5日でいまだに社会復帰できずに毎日呆けているわけですから、1週間滞在したら廃人になりそうで怖いです(笑)。
  さて前回恭さんに《子づくり》のためにおススメした『蔵』ではヤギ刺しもタマ刺しもメニューから外されていました(詳しくは『食べログ』に書きました)。
そこで次回のために《宮古島でヤギ刺しが食べられる店》を鋭意探索中であります。
炒めたのもおいしかったですが、やっぱり刺身が食べたい。
あとBarのマスターによれば居酒屋「でいりぐち」も評判がいいそうです。
去年訪れた「志堅原」もお勧めできますし、「眞丑(まうし)」もいいみたい。
1週間おいでになってもおいしい店は尽きることがありませんね。楽しんできてください♪

Re: 夏の始まり、夏の終わり 恭 - 2013/07/15(Mon) 15:21 No.5209
  コアラさん、おすすめのお店、ありがとうございます !知らないお店ばかり、さすがです。
まだまだ何にも計画していなかったので助かります。
確かに、晴天の宮古で5日も過ごしたら現実に戻るのは難しそう(笑)。
ていうか、戻りたくない!だって暑さも違うもの。
なので我が家は離島の後は必ず那覇に何泊かするんです。リハビリで(笑)。
宮古空港から羽田なんて気持ちが追いつきません(涙)。
那覇から帰るのだって十分悲しいんですけどね。帰りのレンタカー屋さんで空港行のバスを待つの、ホント憂鬱です。

Re: 夏の始まり、夏の終わり コアラ - 2013/07/15(Mon) 17:59 No.5210
  最近私はガイドブックに掲載していない店ばかり訪問しています。へそ曲がりなもので(笑)。
ナナさんへのレスにも書いたけれど、次回は一日二組だけしかお客をとらない「小料理 きょうわ」を狙っています。
偶然にこの店で働いている女性と知り合って「だけど食事の種類・量ともにすごく多いって聞いているからビビッてます」と言ったら「それでもどなたも残さず完食されますよ〜」と笑っていました。
コース料理2000円〜なんですよ! 他には「郷家はなれ」を独立して3年目で『食べログ』上位に食い込む和食「丸やま」(去年予約してたのに臨時休業になった)、西里通りのファミマの二階にあるおしゃれな隠れ家Bar「Pisara」。
ぜひ調べてみて、気に入りそうなお店があったら行ってみてくださいな。
もちろん私のおススメした「志堅原(しけんばる)」なども加えて。
 恭さんのご家族は那覇でクールダウンするのですか。
私は離島に行ったらゼッタイに《都会》に出ずにひたすら「離島気分」を抱きしめて羽田まで帰りますね。だから那覇空港はトランジットのみ。
波照間島の帰りは離島桟橋から乗ったタクシーでずっと下を向いて、石垣島のビルや街並みを見ないようにしていたぐらいです(笑)。
東京の風景はね、もう諦められるのですが。

Re: 夏の始まり、夏の終わり ナイチャー小林 - 2013/07/17(Wed) 23:08 No.5211

  いつも素敵なレポ、感謝しています。
丁度今年の分をサイトに残る形にアップ作業中でしたので、今回は大型写真を使っていただいているので、そのまま残させていただきましょうね。 ありがとうございました。お疲れ様です。

Re: 夏の始まり、夏の終わり コアラ - 2013/07/18(Thu) 09:33 No.5212

  >ナイチャー小林さん ご面倒をおかけして申し訳ありません。写真、あれもこれもと欲張ってPicasaでコラージュをかけてしまい、そうすると画面を大きく表示しなければ見づらくなり、途中から投稿枠の100KB未満ギリギリに縮小しております。
同じような写真も多いので削除しても構いません。ありがとうございます。よろしくお願いします。

Re: 夏の始まり、夏の終わり mini5518 - 2013/07/20(Sat) 00:20 No.5213
  コアラさん、こんばんは。 自分の情報収集をしている間に大作が出来ていました。
コアラさんの文才と海の写真、呑み屋さんセレクト、これを見たらみんな宮古ファンになっちゃいますよ。 私もそろそろ宮古デビューを飾りたいと思っているのですが...
明後日から格安LCC旅に行ってきます。

Re: 夏の始まり、夏の終わり コアラ - 2013/07/20(Sat) 06:31 No.5214
  >mini5518さん、おはようございます。
大作というのではなくて、構成を忘れてただダラダラと書き始めたら長くなってしまっただけのことです。お恥ずかしい。
シマに行くと「今だけ1日が48時間にならないかな〜」などとフワフワと考えながら夢のように時間を過ごしてしまいます。 今回など池間島にも来間島にも渡っていなかったということを戻ってきてから気づきました。泳ぐのを主体にしたので仕方がないのですけど。
…ということで泳ぐのと島めぐりのドライブも楽しみたいのであれば4泊5日は最低ラインかも知れませんね。もしmini5518さんが宮古島デビューされるなら全面応援しますから(笑)。
  そういえば美ら海水族館にはずいぶん行っていません。2008年に父を連れて行った以来かな〜。本島旅行、楽しんできてくださいね〜。

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