か
ガチマヤー
食いしんぼ
沖縄にはガチマヤーが多い。どうやらおなかの空いたネコががつがつ餌を食べると言う 説と、ガチマイ(がつがつ食べる)に、ERがついたという説が、根拠なく私の周囲でささやかれたりしています。 私的には後者を支持したいと思いますが…。 うちの塾にお菓子を置いておくと、「せんせー、ここにお菓子あるけど…。」が、ほっておくと「これ、一つもらっていいね?」になり、次には「食べようね。」といって手にもっています。 で、お菓子の袋は、集まってきた子供達によってたちまち空に!
確かにガチ(がつついた)マヤー(ネコ)も顔負けです。
カチャーシー
沖縄阿波踊り風ダンス
おめでたい集まりでは最後にかならずでるダンス。 カチャーする(かき混ぜる)という意味らしいけど、結婚式とかの終わりにはかならずといって良いほどこのための時間が設けられています。 「私達本当に祝福してくれる人だけが集まってくれて、美味しいご馳走を食べてもらう食事会みたいな結婚式やるんだ♪」 なんていってるカップルの披露宴でも、高確率でカチャーシータイムは存在します。 やっぱり、一番上手なのはオバーター。2番目はおばちゃん。でも、中には上手なオジーもいて、ステージに登ったらスケジュールに関係なく踊りつづけているなんて言う事も。 それじゃ、若い人は?そう、茶髪でピンヒールはいてるようなミニスカートのネーネーも結構踊り手だったりするわけで、やがてウチナーオバーになるんだなーって再認識させられます。 決まりのない踊りっていうけど、あのオバーの手つき、ちょっとの年季では真似できないと思うんだけど…。
カメー
食べなさい
一般的にはオバーの必殺技として知れ渡っている強烈なきめ技。 孫とかが大勢遊びにきたら、オバーは手作りの料理を大量に用意して、 (勿論最後に出す必殺サーターテンプラも) 「オバーが作って待っていたんだから、食べなさい!。」 から始まって、「うり、カメー!。」に変わってきたらもう手の上に食べ物があって、やっと食べ終わっても次から次にお腹がパンクしそうになるまで続く攻撃。若者には恐れられていますが、程度の差こそあれ田舎のおばーはどの地方でもそんなところありますよね。
カジマヤー
風車97歳の生年祝い。本来は風車の事。
沖縄では12年毎の生年祝いが盛んです。女の子の13祝いを始め、60歳くらいから親戚が集まってお祝いをする事も増え、97歳では子供に帰るという意味でカジマヤーといわれる盛大なお祝いをする事が多いようです。 でも、沖縄ですから中には元気なお年寄りがいて、そのお祝いの万事を本人が取り仕切るなんて言うことも。
カリー
縁起、幸運?
以前北谷のフリマに出店しました。おばさんが買い物にきて、 「これ、安くしなさい。私、カリーのおばさんだから、後から客がいっぱい来るよ。」と言って、値切って買物をしていきました。 それからしばらくすると、お客さんが続々きて、すぐに売り切れ! これって、あのおばさんのおかげだったのかな?
ホテル名にもなっているカリユシは縁起が良い、おめでたいという意味です。
カンナジ
必ず
かんなじ?なんて聞く事もあります。 「明日、ビーチにいくんだけど、9時に来なかったら置いてくぞ!」 「かんなじねー?」なんて使います。 「おまえ、カンナジ9時って言ったろうがー。今九時半なのわかるかー?」 「アイ、ちゃんと9時には家をでたさー。」
カンプー
本来、沖縄古来の頭の髷の事。
最近は髪を束ねる事全般に使ったりしている場合も多い。琉装のときにゆうのがウチナーカンプー。 そういえば悪い事は移るもので、沖縄の琉舞、太鼓、三線なんかにも流派が有って、新人賞とか大賞とか取るにはお金がとってもかかるようです。 大和の華道、茶道、舞踊なんかといっしょ。先生になるまでは意味の解らない投資が必要なわけで、それを回収しなくっちゃと、また意味不明のお金を取るようになる、恐怖のシステムが出来上がっているわけです。
き
キジムナー
ガジュマルの樹の妖精らしい。
沖縄で一番ポピュラーな妖精(妖怪)。大きなガジュマルの樹の上に住んでいるらしい。寂しがりやでけっこう人間にちょっかいを出す事も有るらしいけど、そんなに悪さをするわけでもなさそうなんで、適当に付き合ってやるのがいいはず。 何でも魚の方目が好きで、ウミンチュの仕事についてきて、目だけ食べたりするらしい。外観は、子供くらいの背丈で、色は黒っぽく、髪は赤。今でも、時々彼等のうわさを聞いたりします。 沖縄の小説や漫画にもよく登場し、結構人気者だったりしています。 私が友人から聞いた実話を掲載しています。 http://www.okinawainfo.net/kizimuna.htm