八重山諸島は、北緯24度2分から25度55分、東経122度56分から124度34分に位置する石垣島、西表島の2つの大きな島と竹富島、黒島、小浜島、新城島、日本最西端の与那国島、有人島日本最南端の波照間島その他合計32の島々から形成されています。
沖縄本島から400〜500Km離れる日本南西端の島々で、 経度にして、東京から西に15°時差にして1時間の違いがあります。
南に位置するために、南十字星を初めとする他県で観望できない星を見ることができる場所。
沖縄本島よりも台湾の方が近く、与那国島からは約120Kmの距離しかありません。
気候は温暖で沖縄本島よりも1,2度高い事が多く、歴史、伝統、文化、方言など、独自の物を持っています。
行政は石垣島が石垣市、残る石垣近辺のその他の島々が竹富町、与那国島が与那国町と、1市2町の3つに分に分かれています。 石垣市の石垣港周辺が商業、経済、政治などの中心地で、各島への交通の要にもなっています。
八重山の気候
亜熱帯海洋性気候で、周囲を流れる黒潮の影響もあり一年中の気温変化は小さく、年間平年値は気温24度、湿度は72%。年間降水量の平年値は2100mm.を超していて、特に梅雨と台風時に集中しています。八重山諸島は台風が良くくる事でも知られ、多大な被害を受ける事も多いですが、この時に雨が少ないと干ばつに悩まされるので、台風が来ないという事は、離島では喜んでばかりいられません。
八重山の人口
人口は約5万人で、石垣市が約4万5千人、竹富町が約3千8百人残りが与那国町に住んでいて、竹富町と与那国町過疎地域指定を受けていますが、近年他県からの移住ブームで、特に石垣島には多数の移住者も生活しています。
八重山の産業
最近は観光産業が目覚しい発展を遂げ、年間約70万人の観光客が訪れ観光収入は約500億円。そのため就業者の約65%が第三次産業に従事しています。
他にはサトウキビを中心とした農業、牛を中心とした畜産業、車海老の養殖などの水産業が目立ったもので、ミンサー織り、八重山上布などの伝統工芸も盛んで、その生産額は沖縄県内の41パーセントにあたります。
最近は石垣を中心として他県からの移住者も無視できないくらいに増えてきています。
勿論上手く地元と溶け込んで定住される方々もいるわけですが、色々な現実に直面して石垣をあとにする人達もいないわけでは有りません。
観光に来る事と住む事の違いは思いのほか大きく、現実を解ってから行動を起こさなければ、そこに住む方々にまで迷惑をかけてしまいかねませんのでご注意を。
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